メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』感想 | ブログを始めたばかりの人におすすめの1冊
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自分の書いたブログを読んでほしい。
ブログで収益を出したい。
僕がブログを始めたばかりの頃、どうすればいいのかまったく分かりませんでした。
そんな時に読んだのが、メンタリストのDaiGoさんの著書『人を操る禁断の文章術』。ひとことで言えば、「人を行動させるための文章の書き方」について書かれた本です。
この本には、こんな言葉があります。
文章のたった1つの目的、それは「今すぐ人を行動させること」
僕は本を読むことが好きなので、おもに自分の読んだ本についての感想をブログに書いています。自分の書いた記事を通して、紹介した本を買ってもらえたときはとてもうれしいです。
では、どうやったら相手に「この本を読みたい!」って思ってもらえるのでしょうか。
大切なのは「読む人の心を動かす」ことだと思います
この本を読んだからといって、すぐにそんな力が手に入るわけでもないですし、日々のアウトプットの積み重ねが大切だと思っています。でもやみくもに文章を書くよりも、こういう本を参考にしながらトレーニングした方が効率は絶対に良いです。
少なくともこの本を読めば、人に行動してもらうための文章を書くコツは分かるんじゃないでしょうか。
『人を操る禁断の文章術』は、
- ブログを始めたけど、文章の書き方が分からない
- 自分の書いた文章で、相手の心を動かしたい
こんな人におすすめできる本です。
僕自身の話ですが、この本に書かれていること、仕事でプレゼン資料を作成するときなんかにも役立ってます。ありがとうございます。
この中から、僕がおすすめする書き方のテクニックをご紹介していきたいと思います。
『人を操る禁断の文章術』の内容
- まえがき
- 第1章 文章の持つ力は∞
- 第2章 「書かない」3原則で人を操る
- 第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
- 第4章 あとは、5つのテクニックに従ってかくだけ
「あれこれ書かない」
第2章で紹介されている「書かない」3原則。その中のひとつが「あれこれ書かない」ことです。DaiGoさん曰く、書き方のポイントは
「自分が何を伝えたいか」ではなく、「この文章を読んだとき、相手にどんな行動をして欲しいか?」で考えること。
あえて短い言葉で説明することで、相手に想像させることがポイント。
アメリカの大型量販店では、ある商品の売り上げを大きく伸ばした文章があったそうです。
「今しか見れない姿、残しませんか?」
紙おむつの売り場に使い捨てカメラを陳列し、この文章を掲示しました。
この言葉が、子どもの姿を残したいお父さんやお母さんのハートに刺ささりまくったそうです。たぶん僕も買っちゃいます。
「みんな一緒」
みんながやっていること。自分もはじめてみようかな?
自分だけが持っていない。話題に乗り遅れちゃう!
なんて思った経験はないでしょうか。
第3章「7つの引き金」のひとつ、「みんな一緒」。これが人の心を動かす導線になります。
「みんながやっているから正しい。」このことを社会心理学用語で「社会的証明」と言うそうです。
最近、タモリさんが出演しているメルカリのCMを見たのですが、
「実はもう10人に1人がメルカリ」
このキャッチコピーも、「みんなやってるんだったら、やってみようかな?」と思わせるテクニックを使ってるんでしょうね。
ソン・トク
人間は「得をする喜び」と「損をする悲しみ」を比べたとき、損をする悲しみの方を強く感じてしまうと言われています。
では文章を書くときに、これをどう応用すればいいのでしょうか。
先日あるテレビ番組でこんなエピソードが紹介されていました。
あるスーパーで、キュウリを間違えて大量に注文してしまいました。売れ残ると大損害です。
はじめに「10本100円」で売り出したけれど、まったく売れない。
そこで貼り紙にある言葉を書くと、キュウリが飛ぶように売れたのです。
貼り紙に書かれた言葉とは?
みなさんは何だと思いますか?
正解は「1~10本 100円」です。
1本から10本までの選択肢がある中で、「たくさん買わないと損をする!」という心理が働いて、キュウリを買ったお客さんのほとんどが10本購入したそうです。
商品をたくさん買ってもらうためのテクニック。仕事などでも応用できそうですよね!
最後に
『人を操る禁断の文章術』は、文章の書き方が分からない、自分の書いた文章で相手の心を動かしたい、行動してほしいと思っている人におすすめできる本です。
ここでご紹介したのはほんの一部ですが、他にも人を行動させる文章の書き方のテクニックがたくさん載っています。
思うような文章を書くためには、それなりのトレーニングが必要だと思います。それを助けてくれるこの本。文章が苦手な方にはぜひ読んでいただきたい1冊です!
その他の「文章力があがる」おすすめの本
唐木元さん著『新しい文章力の教室』
「良い文章とは完読される文章である」
「文章を書く時間を短くするには?」「オリジナリティを持った文章の作り方とは?」など、僕が参考にしている文章の書き方の本です。興味のある方はこちらの記事もぜひご覧ください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!